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「月下の一群」堀口大学訳詩集 講談社学芸文庫

「海潮音」が文語調であったのに対し、この訳詩集は多くは口語調の詩として、さらに新しい時代の文学に資するために書かれました。やはり、フランスの詩が多く訳されました。「巷に雨の降るごとく、われの心に涙ふる」のヴェルレーヌの詩を訳した詩編は多くの人々に愛唱されました。「海潮音」と比べてみると、格段に近代的な軽さや屈折をもった詩群になっています。訳者の堀口大学自身が、また優秀な詩の書き手でした。