Sekiの本と詩とエッセイのブログ

おすすめ本や自作詩、エッセイなどを載せていきたいと思っています。

荘子 <中国の宗教 仙人の思想>

老子と荘子の思想を一括して、老荘思想といい、道家ともいいます。荘子は、老子の言をさらに推し広げて、中国では珍しい宗教的な色彩を帯びた思想に到達します。特に内篇にそれが顕著です。


老子に見られた社会への熱い眼差しは影を潜め、社会と関わりを持たない全くの宗教的な境地に至ろうとします。「胡蝶の夢」などはその最たるものでしょう。ですが、外篇、雑篇と巻が進むに連れて、今度は逆に儒教思想への接近が見られようになります。中国思想の一筋縄ではいかない所です。