Hideの本とエッセイと詩のブログ

おすすめ本や自作詩、エッセイなどを載せていきたいと思っています。

「竹取物語」川端康成訳 新潮文庫

川端による清新な「竹取物語」訳です。源氏物語に「物語の出でし始めの祖」と書かれていることは有名ですが、竹取物語には、歴史上の実在の人物も登場するという虚構と現実が入り交じった性格を持っています。求婚者に無理難題を吹っかけるかぐや姫の姿は、ある意味で、現代の女性とも似通うところを持っています。ともあれ、かぐや姫の光り輝くという性質は、次の「源氏物語」の光源氏に受け継がれます。かぐや姫と同じく常識の枠には収まらないあやしい人です。